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ジムワイパーって弱いですよね?
その癖、敵に使われるとすごく厄介なブキ。
私は最初こそそのように認識していました。
しかし、なんとかジムワイパーでも上手に戦えるようになりたかった私は熟練度が☆3になってしまうほどに練習を重ねてみた結果、ジムワイパーの特徴が分かってそこそこ上手く立ち回れるようになりました。
そこで、本記事ではジムワイパーの特徴や強み、使い方や立ち回りを紹介しようと思います。
ジムワイパーを使っていると勝てない!
ジムワイパーって弱くない?
そのように苦しんでいる方の参考になると思います。
なお、本記事内で想定しているシチュエーションはナワバトリバトルです。
ジムワイパーをガチバトルに持ち込むにはまだ実力が足りませんので……。
- ジムワイパーの特徴
- ジムワイパーの基本操作
- ジムワイパーは射程と塗りを活かした牽制が得意
- ジムワイパーでの戦い方/立ち回り方(遠距離戦編)
- ジムワイパーでの戦い方/立ち回り方(近距離戦編)
- ジムワイパーの弱みと強みを覚えましょう
- 【画像付き】ジムワイパーでのキルシーン紹介
- まとめ
ジムワイパーの特徴
ジムワイパーはワイパーと言いつつチェンソーのような形状をしたブキです。
ZR単発の「横振り」と、ZR長押しの「縦振り」で当たり判定、射程、威力が違います。
射程が長く、塗りが強いという特徴があり、意識的には縦斬りで「4」、横切りで「3.5」ぐらいの射程があります。(縦斬りは実際にはギリギリ4.5ぐらい。)
※上画像は縦斬りの塗り範囲
同種にはドライブワイパーというブキがあります。
ドライブワイパーと比較すると、ジムワイパーは移動速度や振り速度が遅い代わりに、射程が長く、威力が高いです。
サブウェポンは「クイックボム」。
インク消費の少ないボムで、投げるとすぐに破裂します。
ダメージは直撃で60、爆風で25~35ぐらいです。
スペシャルウェポンは「ショクワンダー」。
短時間の間、Rで触腕をのばしてカベに貼り付き、ZRのメインウェポンで攻撃できます。
ジムワイパーの基本操作
※2023年1月追記項目
ジムワイパー使いを見ていると、妙にぴょんぴょん跳ねていませんか?
ジムワイパーの強みはチャージして放つ「縦斬り」なのですが、地上で左スティックを上(奥)に倒して「縦斬り」をすると前方に向かって踏み込む動きが発生します。
この踏み込みは特定の場面で有用な動作なのでまったく使わないということはないのですが、踏み込みを使用する場面は数少ないです。
そのため、踏み込み動作の暴発(操作ミス)を防ぐために空中で縦斬りをする、つまりぴょんぴょん跳ねるジムワイパー使いがいるのです。
この跳ねる操作は必須テクニックではありませんが、操作の暴発を防ぐ以外にも多少良いところがあります。
ぴょんぴょん跳ねるメリット
メリットの1つ目は「チャージを終えた瞬間に撃ちやすい」ということです。
チャージし始めた直後(ほぼ同時)にジャンプをすると、ジャンプ高さの頂点に達したのとほぼ同タイミングでチャージが完了するため、チャージを終えてから射撃するまでのコンマ数秒の時間を削って射撃間隔を最適化しやすくなります。
同時に、ジャンプ→頂点→射撃→ジャンプ→頂点→射撃、とリズミカルに繰り返すことでチャージ時間を感覚的に覚えられるため横振りの暴発も防ぎやすくなりますし、チャージしている間に敵に狙いをつけるルーチンが身に着きます。
※2023年5月追記
ジャンプの仕方には2種類あり、上記の内容は大ジャンプ(Bボタン長押し)です。
小ジャンプ(Bボタンちょん押し)の場合は着地するタイミングとチャージが溜まるタイミングがほぼ一緒なのですが、それゆえに溜めきる前に撃ってしまうこともしばしばあり、練習と慣れが必要になります。
小ジャンプを使うメリットとしては、大ジャンプに比べて動けるようになるまでの隙が短く済むため、回避行動が間に合わないケースを減らすことができます。
また、大ジャンプの場合は溜め斬りを放つ間隔が長くなってしまいますが、小ジャンプの場合は地上で撃つときと同じ程度の速さで溜め斬りを連射できます。
そういった観点を踏まえると、できれば大ジャンプ撃ちよりも小ジャンプ撃ちを習得したいですね。
メリットの2つ目は「縦の当たり判定をずらすことができる」ということです。
これはジムワイパーに限った話ではありませんが、ジャンプをすることで当たり判定が上下に動くため、敵の照準を合わせにくくすることができます。いわゆるジャンプ撃ちですね。
シューター系ブキなどはジャンプすることでインク弾のブレが大きくなるうえに自分の照準もずれてしまい敵に攻撃を当てづらくなるという諸刃の剣なのですが、ジムワイパーの場合はそのようなデメリットが少ないためジャンプ撃ちが有利に働きます。(ただし、敵の距離が近いときは照準を少し下に傾ける調整は必要です)
ぴょんぴょん跳ねた時のデメリット
デメリットは分かりやすく頭が出てしまいやすいことです。
遮蔽物の高さによってはジャンプした時に頭が見えてしまいますし、遮蔽物越しに攻撃が当たりやすくなります。
…とは言え、ジムワイパーは射程の長さもあって攻撃そのものが目立ち居場所が分かりやすいため、大したデメリットではないと思います。
ジムワイパーは射程と塗りを活かした牽制が得意
まず、ジムワイパーを使ううえで最も重要なことは、敵の射程内に入らないようにして戦うことです。
基本的にはその射程の長さを活かして敵の攻撃が届かない距離から床を塗って敵を牽制します。(もちろん攻撃を命中させるのが最良ではあります。)
倒されないまま敵を牽制し続けることで、敵に自由な行動を許さず、進行を阻止できます。
ただし、冷静な相手は進行ルートを変更して裏取りや側面を狙おうとしてきますので、定期的に周囲の様子を確認した方が良いです。ジムワイパーは軽快に立ち回れないため十字砲火を浴びたらひとたまりもありません。
敵に向かって闇雲に突っ込むとすぐに倒されてしまうブキなので、前線を押し上げたいときはできるだけ味方と歩調を合わせることをおすすめします。
ジムワイパーでの戦い方/立ち回り方(遠距離戦編)
ジムワイパーは牽制を兼ねた塗りをしながら敵の位置を捕捉して戦うブキです。
かなり射程の長いブキなので、多くの場合は敵の射程外から一方的に攻撃することができます。
敵の射程の方が短ければ、こちらからはあまり接近しないように心がけましょう。こちらが攻撃を当てる前に撃たれた場合はキルを取る速さの都合で負けやすいです。
基本的な立ち回りとしては、射程外からの「チャージ縦斬り」で床を塗りつつ牽制し、敵の位置を見定めて確実に「チャージ縦斬り」を当てていきましょう。
「チャージ縦斬り」を当てたあとは、すかさず振りが早く当てやすい「横切り」を入れます。
「チャージ縦斬り」は一発当たれば70ダメージ、「横切り」は35ダメージが入るため、この2発を当てればキルを取れます。
ちなみに敵を倒す方法は「チャージ縦斬り+クイックボム」でも良いのですが、クイックボムはインク量が足りなくて投げられないことがありますので、基本的には横切りをおすすめします。
これがジムワイパーの基本的な戦い方と立ち回りです。
まずはこれを身に着けましょう。
また、「横振り」だけでキルを取る場合は3発当てる必要があるため、基本的にキル速で負けてしまいます。
すぐ後ろに壁があってカメラアングルが悪いときなど、照準を合わせることが難しいような状況にでもならない限り、一発目は「チャージ縦斬り」を当てていきましょう。
※以下、2023年5月追記
ただし、相手の動きが素早かったり、自分の縦斬りの照準合わせがイマイチだったりで縦斬りを当てにくいときには臨機応変に横切りを使いましょう。
また、相手がリッター4kなどの連射できないブキだった場合は思い切って縦斬りのインク跡を利用して接近し、後述の確定1発を狙うのもありです。
※以下、2023年5月31日追記
2023/5/31のアップデートで「インク消費量を約30%増加」と「ヨコ斬りのインク幅を約14%狭める」弱体化を受けてしまいました。
これにより塗り続ける力が下がってしまったため、インクを塗って有利なフィールドをつくることよりも、少ない手数でキルをとっていく技術が求められるようになりました。とにかくインク切れに注意です。
ジムワイパーでの戦い方/立ち回り方(近距離戦編)
こちらは基本(撃ち合い)の戦い方が身についてからの話ですが、実はジムワイパーは確定1発キルが可能です。(※ドライブワイパーも同様。)
その方法は「ゼロ距離」でチャージ縦斬りを当てることです。
ジムワイパーのチャージ縦斬りには攻撃発生の根本(刀身部分)に斬撃とは別に当たり判定があり、刀身が当たる距離でチャージ縦斬りを当てることができればローラーのように一撃でキルを取ることが可能です。
私は最初、チャージ縦斬りの際に踏み込む機能は邪魔だと思っていたのですが、実はこの確定1発のために踏み込みが存在するのです。
踏み込みを活用すれば射程「1」ぐらいの距離から刀身を当てに行くことができるため、グレードバリア内に踏み込みながら敵を倒したり、背後や側面からこっそり近づいてキルを取ることも可能になります。
ただ、不用意に近づけばいいように的にされるだけなので、この攻撃方法を使うには以下のいずれかの条件が満たされていた方が良いでしょう。
敵までの道周辺が味方側のインクで塗られていて、イカ状態で接近できること
(対面状態から近づくのならイカニンジャが必須級)
敵の側面や背後などを取っていて、不意打ちができること
(この場合はイカニンジャがなくてもOK)
敵がすぐ下にいて、上から落ちて攻撃できること
(見られていた場合は落ちてる間に倒される危険性があります)
つまりは潜伏ローラーと同じで不意を打てるかどうかです。
不意を打てる状況が整っていれば反撃を受けずにキル可能なため、積極的に狙っていきましょう。
こちらの位置を見られていた場合には、定石に従って距離を取って戦いましょう。
ジムワイパーの弱みと強みを覚えましょう
(他のブキにも当てはまることではありますが、)ジムワイパーは距離を詰められるとキル速で負けやすいブキであり、複数の敵に囲まれないように戦うことが重要です。
ヤバいなと思ったら冷静に後退しましょう。
後退したところを見てチャンスだと思った敵が一直線に突っ込んで来たら恰好の獲物です。「チャージ縦斬り+横切り」で返り討ちにしてあげましょう。
また、ジムワイパーは射程が長く塗り範囲が広いため、味方が近くで戦っているときは積極的に援護してあげましょう。直撃が取れなくとも、敵の足場を奪って味方の足場を広げてあげられます。
そしてジムワイパーは敵陣に妨害行動(嫌がらせ)をしかけるのが強いブキでもあります。
射程の長いチャージ縦斬りと、インク消費の少ないクイックボム。それらを使えば安全な距離を保ちつつ、下から敵陣を塗ることができます。
敵が段差から降りてきたら射程外からチャージ縦斬り+横切りで一方的にキルを取ることもできます。
この立ち回りができる代表的なステージはユノハナ大渓谷ですね。
逆に、ユノハナ大渓谷で敵チームにジムワイパーがいた場合は中央を制圧されることだけは阻止しなければなりません。
こうしてブキの立ち回りを覚えると、そのブキを持った敵と戦うときの立ち回り方の勉強にもなって一石二鳥ですね。
【画像付き】ジムワイパーでのキルシーン紹介
先日、ジムワイパーのキルパターンを紹介するのにちょうど良いシーンが撮れましたので、そのバトルをメモリー再生して画像にしたものを紹介しようと思います。
シーンはナメロウ金属でのナワバリバトルです。
敵がカベの上に逃げていった際に縦斬りを一発当てることができました!
すかさず追いかけましたが、カベを昇った直後に照準を合わせるのは難しく、近距離でもたついていると反撃でキルを取られる可能性があるため、ここはクイックボムで攻撃しました!
縦斬り+クイックボムでキルが取れていれば言うことなしだったのですが、どうやら直撃は取れていなかったようです。
爆風が25ダメージのところにいたのか、あるいは「サブ影響軽減」のギアパワーを付けていたのか、とにかく生き延びられてしまいました。
ですが、インクが塗られたことで敵の位置が丸わかりになったため、ここは基本どおりに横切りでトドメを刺せました。
直後、すぐ近くにいたLACTに攻撃され始めてしまったため、移動して被弾を軽減しつつ、カメラアングルと照準を調整。LACTが相手だとキル速で負けてしまいますが、この距離であれば――
チャージして、スティックを奥に倒しながらのフミコミザン!
縦斬りで刀身を当てているため、相手を一撃で倒すことができました!
残念ながら相打ちになってしまいましたが、そこそこ重量のあるジムワイパーとしては突然の会敵でキルを取れたのは悪くない結果だと思います。
ちなみにこの試合は負けました……
いつの間にか一人消えていましたからね。
今のところ、3対4で勝てた試合はありません。
まとめ
それでは長々と書いてきた内容をまとめます。
得意な役割
塗り
牽制
敵陣への嫌がらせ
キルも取れるブキではありますが、突っ込むと返り討ちに遭いやすいため、基本的にはこちらから攻めるタイプのブキではありません。熟練の域になるとまた違うのかもしれませんが。
基本的には敵と距離を取ってチャージ縦斬りで位置を炙り出し、敵の接近を許す前にキルを取るような立ち回りになります。
立ち回り方
射程は意識的には縦斬りで4(実際は4.5)、横切りで3.5ぐらいです。
ジェットスイーパー、エクスプロッシャー、ハイドランド、クーゲルシュライバー、スクイックリンなどは同じぐらいの射程です(自分の攻撃も敵の攻撃もお互いに届きやすい)。ジムワイパーはキル速で劣るため、できるだけ正面からの撃ち合いは避けてクイックボムで牽制しましょう。ただしエクスプロッシャー相手の場合は接近した方が戦いやすいです。
スプラチャージャーやリッター、オーバーフロッシャー、トライストリンガーなどに見られているときは物陰に隠れながら戦ったり、敵の射程の外から塗ったりして牽制しましょう。基本的には正面から立ち向かわないことをおすすめします。ただ、イカニンジャ装備で敵まで一気に接近できる状況であれば、ゼロ距離での一発キルも可能です。
敵の方が短射程の場合は距離を取ったまま戦いましょう。牽制できていれば強引にキルを取りに行かなくて良いです。一対一であれば少しずつ前線は押し上げられるでしょう。焦れた敵が突っ込んで来たら返り討ちにしてあげましょう。
射程を活かして敵を牽制しつつ、背後や側面に敵が回り込んでいないか常に気を配っておきましょう。
サブウェポンのクイックボムと合わせて、敵陣に嫌がらせをする能力が高いです。
キルの方法
チャージ縦斬り→横切り(※基本)
チャージ縦斬り→クイックボム(確定ではない)
ゼロ距離でのチャージ縦斬り(刀身が命中)
おすすめのギアパワー
メイン効率アップ(インク消費が重たいので)
インク回復力アップ(インク消費が重たいので)
イカニンジャ(不意打ち確定キルが選択肢に入る)
イカダッシュ速度アップ(距離を取るときや不意打ちするときに便利)
対物攻撃力アップ(優先度は低いですが、ジムワイパーで戦っているとグレートバリアを張られる機会が多かったため、付けていると便利かもしれません)
ジムワイパーでの戦い方は以上です。
え、ショクワンダー?
一度ぐらいしか上手く使えたことがないので言及しづらいのですが……。
ショクワンダーの使い方
ショクワンダーは不用意に使っていいタイプのスペシャルウェポンではありません。
基本的には不意打ちキルを取るのに使います。
こちらが一方的に敵の位置を捉えている状況じゃないと返り討ちに遭うだけです。
敵に見られていないときが使いどきなので、チャンスがあれば敵の頭上や後方に跳んで、不意打ちを決めましょう。
※以下、2023年1月追記
敵がしっかりとこちらを見ていて不意をつけそうにないときは、一旦戦線から後退(する振りを)して、物陰に隠れてからショクワンダーを起動させましょう。
接近するときは敵に直接は向かわず、敵の視界に映らないように少し大回りすると不意を突きやすいと思います。
また、これは不意打ちだったのかは分かりませんが、敵が高台に立っているとき、その真下の壁にショクワンダーで跳び付き、ジャンプして台の上に乗った瞬間にゼロ距離の縦斬りを当てる。この方法でキルを取ることができました。
ショクワンダーは「爆風ダメージ+ZR攻撃」で倒すのが基本的な動きかもしれませんが、確定1発キルが可能なジムワイパーではそういった使い方もあります。
おまけ(広場のコジャケ君)
コジャケ君って広場のあちこちに出没するんですね。
どうせなら近づいたときのリアクションとかが欲しかったです。