画像出典:©Nintendo
私は最近スプラトゥーン3をプレイしています。
スプラトゥーンは以前から知っていましたし、一度はやってみたいと思っていたのですが、1が発売されたときはWiiUを持っておらず、2の発売時期にはswitchを持っていなかったため、今回のスプラトゥーン3発売でようやく購入することができました。
ゲームソフトを購入したのは OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー) 以来となりますが、やはりコンシューマーゲームにはソシャゲでは味わえない面白さがありますね。
遊び初めてから二週間ほどが経ちましたが、スプラトゥーンは他のゲームでは絶対にできない素晴らしい体験ができると確信を持って言えます。
と言うことでせっかくの機会ですから、まったくの初心者視点でスプラトゥーン3をレビューしてみたいと思います。
- スプラトゥーンとは?
- 塗りつぶす=気持ちいい!
- 初心者でも楽しめる
- 慣れるまではジャイロ操作が難しい
- 一人用モードでもシビアな難しさ
- ガチマッチはガチ勢の集会所
- 要ジャイロ機能のあるコントローラー
- インターネット環境は無線(Wi-Fi)でもOK
- 負けても勝っても楽しんだもの勝ち
スプラトゥーンとは?
一言にするなら「陣取りアクション」ゲームです。
プレイヤーが操作するインクリングというイカやヒトの形になれるキャラクターは、インクが出るブキ(武器)を使って敵と撃ち合ったり、マップを塗りたくったりします。
インクが塗られた床や壁はすいすいと移動できるうえ、インクに潜って隠れたり、消費したインクを補充したりすることができます。
よって、インクを塗っている面積が多いほど有利に立ち回りやすく、メインコンテンツであるナワバリバトルでは最終的にマップを塗りつぶしている面積が多いチームが勝利するという革新的なゲームです。
(今はもう革新的ではないかもしれませんが、初心者的には革新的でした。)
塗りつぶす=気持ちいい!
スプラトゥーンは通信プレイで他のプレイヤーと敵味方に分かれて戦ったり、協力してシャケを倒したりするゲームですが、必ずしも相手を倒しまくる必要はありません。「戦場で生き残るのは臆病者だ」ってやつです。たぶん。
むしろ、(ナワバリバトルは)最終的に塗られている面積が大きい方が勝つと言うルールであるため、敵をあまり倒せていなかった方のチームが最終的に逆転勝利するなんてこともままあります。
プレイスキルに自信がなくても、塗ったり牽制したりでもバトルに貢献できるのがスプラトゥーンのいいところだと思います。
それに、マップを塗っていると気持ちよくなれます。(※重要)
サンドブロック系のゲームで言う整地や、冒険するゲームで言うマッピング、あるいは落ちものパズルで綺麗に並べられたときの感覚のような、綺麗に埋まっていくとき特有の気持ちよさがあります。
また、汚れをポンプの水圧で洗い流すアクションゲーム「スーパーマリオサンシャイン」と類似したゲームだとも言えるでしょう。
(サンシャインは一人プレイ用なので、あくまで類似要素があるというだけですが。)
「インクで塗りつぶす」という要素があるからこそ、スプラトゥーンはこんなに面白いゲームになったのでしょう。
初心者でも楽しめる
私は1と2を遊ぶことなく、今作スプラトゥーン3から遊び始めました。
スプラトゥーンはあまり説明のないゲームで、遊んでいるうちに少しずつ学んでいくタイプのゲームです。
(特にサーモンラン。未だにヒカリバエやグリルの攻略方法が分かりません)
最初から上手くプレイできる類いのゲームではありません。
最初は負け試合ばかりになると思います。
実際、私は遊び始めて2週間以上は経ちますが半分以上は負け試合です。
(全ブキの特徴を知るために、苦手なブキも片っ端から使って熟練度を上げているせいもあると思いますが……)
なので、敵にボコボコにされるのはそういう仕様だと考えた方が良いです。
相手が使っているブキを使ってみたい、相手や味方のようなプレイスキルを身に着けたいと、そういった向上心がモチベーションになるゲームですね。
実は伸びしろを鑑みると、初心者が最も楽しめるゲームなのかもしれません。
ちなみに遊んでいると知恵熱が出るほど熱中します。(私だけ?)
慣れるまではジャイロ操作が難しい
私はジャイロ(コントローラーに内蔵されている向きセンサーを使った操作方法)を使ったゲームを遊ぶのは今作が初めてだったのですが、最初のうちはとにかく攻撃を当てることが難しかったです。
ですが、数日間遊んでいたら慣れましたので、初めてジャイロ操作をするという方でも問題ないと思いました。人間、結局は慣れ次第です。
ジャイロ操作に不慣れな最初期のうちはジャイロ操作が少なく済みそうな「近距離ブキ」や「遠距離ブキ」の方が使いやすいのかもと思っていたのですが、結局はどんな状況でもそこそこ立ち回れるシューター系(中距離)のブキが最も臨機応変に動けて使いやすいと感じています。プロモデラーとかZAPとか.52ガロンとか。塗り効率が良くて、敵を先に倒しやすくて、とにかくバランスの良さがありますので。
ちなみに最初こそジャイロ操作が難しく感じますが、最終的に一番の難敵はブキの射程になります。相手のチャージャーが上手いと入れ食いにされてしまいます。そういうときはできれば裏を取りましょう。
一人用モードでもシビアな難しさ
スプラトゥーンには一人用モードである「ヒーローモード」というコンテンツが存在します。Nintendo Switch Onlineに加入しないで遊ぶ場合はこれがメインコンテンツとなるでしょう。
「ヒーローモード」はクリアするだけなら難しくはないです。
……いや、やっぱり難しいかもしれません。苦戦した記憶があります。
でも、何回か挑戦していればクリアできる難易度ではあると思います。
(ジャンプ距離がかなりギリギリだったり、ゴールするまでの道筋が分からなくて迷ったりすることもありました。)
問題なのは、クリアに必須ではないステージの「マト当て」ですね。
マト当てはかなりシビアで、一切のミスも許さないようなステージが多かった気がします。
スプラトゥーンは子どもたちにも人気があると聴いていましたので、これを小さな子どもたちが楽しんでいるのかと思うと、子どもってすごいんだなあと感慨に耽ってしまいました。
正直、あまりの鬼畜難易度に大人でも涙目になりかねません。
なお、私はクリア後に追加される隠しステージ(いわゆる裏面)も含めてヒーローモードは完全クリアしていますが、それでもこの感想です。判定がシビアすぎるんですよね……
ガチマッチはガチ勢の集会所
ナワバリバトルであるレギュラーマッチと違い、ガチヤグラやガチアサリなどのルールで戦うガチマッチは息を吐く間もない乱戦になりやすいので、私のようにマイペースで遊んでいるプレイヤーには辛いものがあります。
まあガチマッチは絶対にやらないといけないコンテンツと言うわけでもないので、少し挑戦してみて「これはヤバい世界だ……」と思えばレギュラーマッチとサーモンランを遊べばいいと思います。
現状では、私もそのような感じで遊んでいます。
要ジャイロ機能のあるコントローラー
switch本体に付属しているJoy-conはボタンが小さくスティックも微細な操作がやりづらいため、アクションゲーム向けのコントローラーではありません。
特にスプラトゥーンのメインコンテンツ(○○マッチやサーモンラン)はマルチプレイであるため真剣にプレイスキルを磨いた方が良く(それが面白いわけですし)、そのためには操作しやすいコントローラーが必要になります。
任天堂公式からはいわゆる「プロコン」と呼ばれるコントローラーが販売されています。
基本的にはこれを買えば良いのですが……定価が7700円ぐらいと結構高いです。
特に転売ヤーの影響なのか、さらに価格がつり上がっていることがあります。
そこで、私がそうしたように、コストパフォーマンスを求める場合は非公認のコントローラーを購入するのも1つの方法です。
安い製品は基本的に中国企業がつくっているため品質面であまり信用ならないと思っているのですが、純正品のProコントローラーの半額ほどで購入することもできます。
ちなみに私が購入したコントローラーはこちらです。
2週間以上使っていて、今のところ不調なく使えています。
約一ヶ月以内であれば返品も可能なようです。
これ以外のコントローラーを購入する場合でも、「ジャイロ機能搭載の無線式コントローラー」を購入しましょう。
……と言いますか、コントローラーの向きを動かす関係上、ジャイロ機能のあるコントローラーは無線式のはずです。
本当は公式から廉価版のProコントローラーを出してくれれば一番良いと思うのですが、商品の品質やブランド力を考えると廉価版を出すのは難しいのかもしれませんね。
インターネット環境は無線(Wi-Fi)でもOK
スプラトゥーンを購入するにあたって、インターネット環境は有線接続でなければいけないのかどうかが気になっていました。
結論から述べますと、無線環境(Wi-Fi)でも問題なく遊べます。
もちろん無線環境にも強弱があると思いますので一概に問題ないとは言えませんが、私は無線環境で遊んでいて通信遅延や接続不良を感じたことはありません。
むしろ意図的なのか望まぬ接続不良なのかはよく分かりませんが、バトルが始まってから通信が切断されるケースが多い印象があります。
一番大事なのは他プレイヤーの精神性の方なのかもしれませんね。
負けても勝っても楽しんだもの勝ち
バトルの勝敗は自分一人によって決まりません。
自分がうまく立ち回れなかった場合もあれば、味方の人数が試合中に減ってしまっていたり、自陣塗りが甘くて負けたり、チーム内にいわゆる塗りブキがいなくて塗り勝てない場合もあったりします。
それに、対CPUのゲームと違って自分だけでなく戦う相手もプレイスキルをどんどん上達させていますから、勝って当たり前みたいな結果にはなりません。
ですから、スプラトゥーンを遊ぶうえで最も重要なことは「勝っても負けてもゲームを楽しむこと」だと思います。
例えば……
- バトル中に敵と1vs1の撃ち合いで勝った。
- 相手を待ち伏せして抵抗される前に倒せた。
- 味方が敵を倒すのをアシストできた。
- 中盤に味方が敵陣を占拠している中、ラストスパートで逆転負けという展開を阻止するために塗られていない床を塗りつぶした。
そのように試合の勝敗とはまた別に、自分が遊んでいる中で満足感を得るということがとても大切です。
勝たなきゃ意味がないなんて世界で生きてきた人もいるとは思いますが、私は何かをやるなら楽しみたい主義なので、せっかく一緒に遊ぶのであれば、みなさんにもそのような気持ちで遊んで貰えれば嬉しく思います。
まずは開幕にナイスして「よろしくー!」と声をかけ合うだけでも満足感は上がると思います。
遊びすぎて現実生活を疎かにしない範囲で、みなさんも一緒にスプラトゥーンで遊びましょう!