最近ブログの更新をサボっていたので、こうして筆を取るのは久々です。(実際にはキーボードを叩いているだけですが)
とはいえ文章自体は常に作っているようなものなので、別に抵抗感とかそういったことは全くありませんでした。
……と、私のどうでもいい前置きはさておいて、今回の本題に入っていきましょう。
今回は 「勉強嫌いの 勉強嫌いによる 勉強嫌いのため」 の小話です。
具体的には記事タイトルそのままで、
勉強嫌い(苦手)な人が勉強をするにはどうしたらいいのか?
という内容ですね。
勉強が嫌いな理由(筆者の場合)
先日、友人と会話をしている最中に、ふと自分は勉強嫌いなのだということに気が付きました。
と言いますのも、私は自分が興味を持てないことに対してストイックになれない性質だったからです。
まあ、それは普通のことだと思います。だからこそ、興味を持てないことにでも惜しみなくリソースを割ける人が高学歴になっているのだと思いますし。(偏見)
そんな「勉強をすることに」適正のない私でしたが、実は学業成績自体は悪くなく、大体は上の下ぐらいにいました。
その理由としては、勉強嫌いだからこそ効率よく成果を出すこと、つまり学習の最適化を図っていたからです。
それをこれから説明して行こうと思いますが、その前に1つ。
私は記憶力が弱いです。
記憶力が弱いというのは暗記を要する科目において致命的で、その結果、私は文系科目よりは理数系科目の方が良い点を取れていました。
勉強嫌いは学習を最適化せよ
その1 授業中に覚えてしまう
・学習塾に通う。
・授業の予習・復習をする。
これは当たり前のように言われていることかとしれませんが、私はほとんどしていませんでした。
それは興味の持てないこと(勉強)に時間を割きたくないからです。
自分の好きなことに時間を割くためにも勉強時間を最短にする。
その最適解は「授業を真面目に受ける」ことです。
誤解のないように補足しておくと、私の言う真面目は態度の話ではありません。
ここで私が言っている真面目とは、授業中はしっかり勉強に集中し、授業時間だけで勉強を終わらせてしまおうという意味で言っています。
極論、授業中という自由行動のできない時間にすべての勉強を終わらせてしまえば、予習も復習も塾通いも不要になるわけです。
なので、授業中以外に勉強しなくていいようにするために真面目に授業を受けましょう。それが勉強嫌いが取るべき最適解です。
さらに言えば、授業中にテスト対策まで行ってしまえば、テスト前の勉強も短時間で済みます。
その2 法則性を覚える
前述したとおり、私は記憶力が弱いため、暗記がとても苦手でした。
ですから、闇雲にすべてを覚えようとするのではなく、できる限り法則性を見て(あるいは当てはめて)覚えるようにしていました。
例えば、潮という漢字はどう覚えるか。
これは【水に関係する言葉には氵(さんずい)が使われていることが多い】という法則を覚えていればとても簡単です。
潮は「朝に海面が満ち引きすること」を表した言葉ですので、「朝」という漢字が使われています。(ちなみに汐は夕方の満ち引き)
つまり、「氵+朝=潮」という計算式が成立します。
漢字には基本的に【言葉の成り立ち】というものが存在するため、言葉のイメージと基礎的な漢字を覚えていれば、あとは組み合わせるだけですので記憶から引き出しやすくなります。
このように法則性を覚えることさえできれば、暗記が苦手な人でも「曖昧な脳内辞典から引き出す」ことが可能です。
ちなみにこれは余談ですが、私は疑うという漢字を「ヒ矢マ定」と分解して「ひやまてい」という語感で覚えました。
これはいい国(1192)作ろう鎌倉幕府のような覚え方ではありますが、【分解して覚える】という記憶法は漢字を覚えるときの基本法則だと思います。
その3 ヤマを張る
・暗記が苦手だから覚える総量を減らしたい。
・勉強にかける時間をできるだけ減らしたい。
そうした勉強嫌いが行き着く先がヤマを張ること(うまく当たるように推測で○○をすること)です。
時間を無限に使えて、学習したものをすべて記憶できるのであればヤマを張る必要なんてありませんが、勉強の好き嫌いに関わらずヤマを張るというのはごく自然な行動です。
例えば、「前回の○○先生がつくった問題は×××が5問、×××が3門~」のように、過去のテスト構成を参考にして、今回のテスト構成を推測します。
テスト構成が分かっていれば問題の多いところや配点の多いところを重点的に勉強したり、前回のテスト問題の難しさから「今回のテスト範囲だったらこのあたりの内容が出題されそうだな……」などとある程度の予測を立てることができます。
さらに授業中にヤマを張っておくことで、後々にテスト勉強をするときにはすでに勉強する範囲やポイントがピックアップ済みの状態になっているのです。
テスト勉強をまったくしないというのは現実的ではありませんが、このようにヤマを張っておくことでテスト勉強にかかる時間を事前に減らしておくことは可能です。
また、ヤマを張るのはテストに出題されそうなところだけではなく、自分の苦手な問題や覚えにくいものを対象にしてもいいのです。
言わずもがな、得意な問題や覚えやすいものは復習する必要性は薄いです。反対に苦手な問題や覚えにくいもの復習した方が点数を上げやすいです。
そして記憶力に自信がない場合にも、覚えないといけない範囲を減らすことで自分の少ない記憶領域を無駄なく使うことができます。
まとめ
紹介してきた内容を簡潔にまとめると、
①授業中にやることをやって
②法則性を見い出して
③ヤマを張る
上記内容を徹底しておくことで、勉強にかける時間と暗記量を削減することができます。
また、もし勉強が苦手な人に勉強を強いているようであれば、強いるよりも嫌いだからこそ最低限の勉強時間・効率で済ませられる工夫として、ここで説明してきた内容を伝えていただければ良いのではないかと思います。