SIGA BLOG

お役立ち情報・社会・教養・雑学・哲学・ゲーム 書きたいことばかり書いている 何でもござれな自由ブログ

SIGA BLOG

エアコンの中に何かいる⁉︎ 異音の正体はネズミでした【室内侵入対策編】

※この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

ネズミの写真

 

 エアコンから変な音がする!

 うるさくて気になるし眠れない!

 何がいるかわからなくて気持ち悪い!

 

あるところに、このような理由で精神的に参っている人がいました。

 

 

顔アイコン左

そう……何を隠そう、私のことです!

 

(注:アイコンは笑顔ですが、実際の顔には生気がありません)

 

 

実は先月の23~24日あたりから、エアコンの中から“カリカリ”という謎の異音が聞こえるようになりました。嫌なクリスマスプレゼントですよ……。

 

それからの一週間は本当に苦しい思いをしました。

 

その経験から、同じ苦しみを味わっている人の参考になればと思い、今回の記事を執筆してみました。(半分は自分の備忘録)

 

ちなみに「エアコン ネズミ駆除」などで検索をかけても、アフィリエイト目的の人がエアコンのクリーニング業者を紹介しているだけで、ネズミを駆除してくれる業者さんは紹介してくれません。ぐぬぬ……。

 

エアコンから謎の異音が聞こえるようになった

 

問題発生。起承転結の起。全ての元凶。さまざまな言い方ができますが……

エアコンからカリカリという異音が聴こえるようになったのがすべての始まり……いえ、生じている問題に気が付いた瞬間でした。

 

最初は虫が侵入したのかと思いました

 

なぜなら、「エアコン 異音」などでネット検索をかけると、誰もが嫌いなあの虫の名前とか、カメムシの名前とかばかりが出てきたものですから。

 

私は虫が苦手なので(生理的に受け付けない)、そうだったら最悪だと思いつつ、エアコンの中には手を出せないため、勝手に出ていってくれるのに期待してしばらく放置していました。

 

しかし、嬉しいのか悲しいのか分かりませんが、捜査線上から虫が消える事態が起こりました。

 

ある日、エアコンの下の床に、埃と白いカスのような物が落ちているのを発見したのです。

 

エアコンの下に白いカスのようなものが落ちていた

 

保温材?の欠片

ピントが合ってなくて申し訳ない……

エアコンの下に落ちていた白いカス……一見しただけではそれが何であるのかがさっぱり分からなかったのですが、触ってみると発泡スチロールのような材質のものであることが判明しました。

 

当時は「なんでそんなものが?」と疑問に思っていましたが、エアコンの管には保温や結露防止などを目的とした断熱材(発泡スチロールのようなもの)が巻かれています。

 

つまり、エアコンの中にいる異音の主は、成形された断熱材を削れるだけのパワーを持っているということになります。

 

普通に考えると、虫にそのようなパワーはありません

(※削る力はないですが、食べることはあるらしいです。)

 

そして虫が選択肢から除かれると、残る候補はコウモリかネズミかハクビシンあたりになるのですが、ハクビシンはサイズ的にありえません(業務用エアコンとかの場合なのかもしれませんね)。

 

……となると、コウモリネズミですね。

 

この場合は非常に厄介で、コウモリやネズミは侵入経路を潰さないと、一度追い払ったところで結局いたちごっこになってしまうようなのです。

 

実はこの時点で、異音の主の正体は消去法で絞れたのですが、当時の私は知るよしもありませんでした。

 

コウモリ駆除業者さんに確認してもらった

 

我が家のまわりではコウモリが飛んでいるのを見ることがあり、さらにベランダに糞が落とされることもありました。このことから、我が家では「これはコウモリだな!」という論調になっていました(早とちり)。

 

この頃、私は異音に苦しめられた結果、短時間の浅い睡眠しかできない寝不足状態に陥っていまして、精神的に限界を迎えていました

 

そこで「もう我慢ならん!」と、ネットで検索して一番上に出てきたコウモリ駆除業者に電話をしました(本当は業者の比較検討をした方がいいです)。

 

駆除を実際に依頼するとなると高くつくようなのですが、調査~見積りまでは無料ということだったので、とりあえずは見てもらうことに……。

 

余談ですが、この時に派遣された駆除業者さん(下請け会社or個人事業主)が時間にとてもルーズだったのか、あるいは受付をしている発注会社が雑なのか、それとも報連相が機能していないのか……結果的に【午前中到着】が【翌日】になりました。

 

 

駆除業者さんはさすがに専門家として仕事をしているだけあって、コウモリの生態や侵入ケースにも詳しいようでした。

 

そして調査の結果、我が家にはコウモリが入れるような隙間(侵入経路)はありませんでした

 

コウモリは、エアコンと室外機をつなぐ穴や管の接続部分など(正常であればパテで埋まっている)に隙間が空いているとそこから侵入してくるそうなのですが、特に穴などは空いていなかったとのことです。言われて私も確認してみましたが、たしかに異常はありませんでした。

 

さらに言えば、コウモリには成形された断熱材を削れるだけの力がないらしく、爪もひっかけてぶら下がるぐらいのことしかできないらしいのです。

 

つまり、エアコンをぼろぼろにしているのはコウモリ以外の何者かです。

 

コウモリでもないなら、音の正体は何なのか?

 

捜査線上からコウモリが消えたとなると、残りのネズミである可能性が高いです

 

げっ歯類のネズミであれば、成形された断熱材をかじって削ることも可能ですから。

 

コウモリ駆除業者さんには侵入者が何者であるのかを相談してみたのですが、そのときの要点をまとめると以下のような内容になります。

(※駆除業者ではありますが、ネズミ駆除は管轄外の方の意見です。)

 

エアコンに侵入したのがネズミであったとしても、コウモリが侵入できる経路がなかったことから、【屋外から直接】侵入した可能性は低い

 

【屋外から直接】以外の侵入経路となると、床下から侵入し、配管などを伝って2階の天井裏にまで登って来たと考えられる(被害にあったエアコンは2階にある)。ただ、可能性は低いと思う。

 

まとめると、「可能性としては低いが、状況証拠的にはネズミが来ている」といった感じ……と言うかネズミ確定ですね。

 

実は、調査してもらおうと電話した日の朝のことだったのですが、エアコンの下面にあるコンセントケーブルを出す穴から何かがちょこっと出ているのを目視しました。ただ、あまりにも一瞬のことすぎて、見えたものが何だったのかは分からなかったのです。でも、今になって考えるとアレはネズミのしっぽだったのだと思います。しかもその時に「キュー」という小さな鳴き声も聴こえました。虫は鳴きませんので、コウモリかネズミだとは確信していました。

 

ネズミの駆除は大変……

 

コウモリと同じで、ネズミも侵入経路を突き止めて塞がないといけません。

 

一度追い払ったとしても、再びやって来てしまいますからね。

 

そのため、ネズミ駆除を行うのは活動が活発になる春~秋の時期が一般的だそうです。

 

ネズミの厄介なところは床下から来るという点です。素人的には床下には手の出しようがありません。

 

 

……さて、ここで出題です。

 

今、一人の人間が騒音被害とストレスで壊れかけています。

その問題を解決できるのは最低でも3~4ヶ月後です。

それまでの間、その人は壊れずに済むでしょうか?

 

 

無理。

 

 

ということで、事態は急を要しました。

 

そして、目先の目標は【ネズミの駆除】ではなく、【ネズミがエアコンに入れないようにする】ことになったのです。

 

ネズミがエアコンに入れないようにする

 

ネズミがエアコンに入れないようにする方法は、エアコンを買い替える場合買い替えない場合で異なります。

 

エアコンを買い替える場合

 

私の部屋のエアコンは状態がひどかったうえに、もともと約8年間ほど使っていたこともあったので素直に買い替えることにしました。なんだかんだ、人生で初めてのエアコン買い替えでした。

 

今のエアコンは外して廃棄+新しいエアコンの取付工事が必要なため、新しいエアコンはネット通販ではなく家電量販店で購入しました。工事に関しては追加料金が必要でしたが仕方がありません。工事もなるべく早い日時でお願いしました。工事に必要な基本情報はお店のスタッフさんが質問してくれますので、室外機がどこにあるのか(工事の難しい場所?)も頭に入れておくと良いですね。

 

ちなみに新しいエアコンは、もとのエアコンと同じメーカーで性能が近いものを選びました。また、取り付けることも考えて、寸法の比較もしましたね。

 

エアコンを取り替えるときの様子

 

穴・ロックウール

エアコンと室外機をつないでいる管を外した後に、室外側から壁に空いている穴を撮った写真です。もこもことした黄色い綿のようなものが見えますね。これはおそらく、住宅によく使われているロックウールという名前の断熱材です。ネズミは天井裏からこのロックウールを足場にして、エアコンの穴の場所まで昇降していたのだと思います。

 

噛まれた跡1

外したエアコンの様子ですが……見事にズタボロです。

 

噛まれた跡2

配管を覆っている部分も明確にかじられた痕跡が……。

 

噛まれた跡3

とりあえずかじれるモノは片っ端からかじっているように思います。

 

噛まれた跡4

被覆も電源コードもこのとおり……電源コードは銅線まではかじり切れていないようで助かりました。

 

今回の件でネズミが害獣として忌み嫌われている理由がよーくわかりました!

 

ネズミが入って来れないようにスリーブで塞いでもらった

 

スリーブが入った状態

新しいエアコンを取り付けてもらうにあたって、壁の中にスリーブ  という筒上のプラスチック管を通してもらいました。あくまで配管目的のモノであるためネズミなどの害獣被害に対してはなにも保証できない(破られないとは言えない)らしいですが、これをかじり破られない限りは壁の中から室内側(エアコンの裏)には侵入できなくなります

 

この記事はエアコン買い替えから約一ヶ月ほど経った時期に書いているのですが、今のところは突破されていません

 

やったぜ!(∩´∀`)∩

 

ただ、新しいエアコンは以前のエアコンと比べて稼働音や軋む音がやたらと大きいので、たまにネズミに侵入された音かと勘違いしてびくびくしています(笑)

 

エアコンを買い替えない場合はパテで塞ぐ

 

実はですね……エアコンの取り替え工事をしてもらう数時間前に、私の部屋以外のエアコンからも異音がしていることに気が付きました。

 

他の部屋のエアコンもネズミ被害に遭っていたのです!

 

ただ、そちらのエアコンは買い替えが必要なレベルではなかったため、応急処置として壁に空いている穴にパテをつめておきました

 

パテで隙間を埋めてしまえば、ネズミは室内側に侵入できなくなります。

 

具体的にはこのような商品です。ホームセンターでも売っていますね。

 

こちらも一ヶ月ほど経った現在、突破されていません

 

パテを設置する際にはエアコンカバーの破れる部分(コンセントケーブルを出す穴があるところ)を取り外して、そこからぐいっとねじ込みました。

破れる部分(コンセントケーブルを出す穴があるところ)

ちなみにこの部分を取り外すのはパテを用意してからがいいと思います。そうしないとネズミが室内にまで侵入してしまうかもしれませんから。

 

また、壁の穴の位置は建物やエアコンによって異なります。室外側から観察してみましょう。

 

天井裏のネズミにも対策を

 

さて……ひとまず目先の目標であった【ネズミがエアコンに入れないようにする】ことは達成できました。

 

ただ、駆除はしていませんので、いまだにネズミは天井裏にいます。

 

ネズミの駆除方法は……

 

①市販グッズを使って自分で対処

②ネズミ駆除業者に依頼する

 

……のいずれかなのですが、自分でやる場合はネズミの侵入経路の特定までは難しいこともあり、上手く駆除できない可能性があります

 

そして、ネズミ駆除業者に依頼する場合は結構なお値段がします

 

どちらにしても苦渋ですね。

 

ただ、ネズミの侵入経路を特定するのであれば春まで待たないといけないようなので、とりあえずは自分の力で対策をしてみます。それでダメならネズミ駆除業者に依頼するかもしれません。

 

自分で対策するなら市販グッズ

 

ネズミ対策の市販グッズはホームセンターなどで売っています。

 

とりあえず我が家では作戦第一弾として、ネズミを【追い出す】グッズと【寄せ付けない】グッズを使ってみました。具体的には殺虫剤でお馴染みのアース製薬の商品ですね。

 

ネズミを追い出すグッズ

 

ネズミを寄せ付けないグッズ

 

これらを併用して使うことで、ネズミに「ここはお前らの住めない土地だぞ」と教え込むのです。

 

ただ、商品の注意書きにもあるように、匂いに鈍感なネズミには効果が薄いとのことで、いまだに我が家の天井裏からはネズミが立てる物音がします……。

 

 

匂いが効かないのであれば直接駆除するしかありません。

 

ということで作戦第二弾、粘着シートのグッズを使ってみます。

 

ネズミを粘着シートで捕獲するグッズ

 

ちなみに粘着シートはネズミの大きさによって適切なサイズの商品を使った方が良いみたいですね。

 

我が家の場合はネズミの中でも小さめな種類であるハツカネズミだと思います。

 

もう少し大きいのだとクマネズミ、さらに大きいのだとドブネズミですね。

 

参考→ネズミを知る|害虫を知る|アース害虫駆除なんでも事典  

 

 

ひとまずはこうした対策を実行していますが、残念ながら現状では成果なしです。

 

進撃の巨人風に言うなら、
「何の成果も!! 得られませんでした!!」

 

現状はエアコンへの侵入を防止するところまでしかできていませんが、このまま住み続けられても感染症や衛生面や騒音被害などで困りますので、なんとか対策をしたいところです。

 

尻切れトンボで申し訳ありませんが、事態が変化したときには記事にしますね。

 

今回はここまで!