明後日、2021年7月23日には「2020年東京オリンピック」の開会式が開かれます。
カレンダーを見ると分かるように、2021年7月23日は去年にできた「スポーツの日」という名称の祝日です。
前日の「海の日」、後ろの土日と合わせて、4連休になった人も多いことでしょう。
ところで、この「スポーツの日」とは一体なんなのでしょうか?
オリンピック開催のために設定された祝日だとしたら、
来年以降はどうなるでしょうか?
――気になりませんか?
私は気になったので調べました。ちなみに情報元はwikipediaです。
- 「スポーツの日」を知るには「体育の日」も知る必要がある
- 「体育の日」が「スポーツの日」になった
- 2020年と2021年だけはオリンピックの特別措置法が適用されている
- 来年(2022年)以降の「スポーツの日」はどうなるのか?
- 基本的には名前が変わっただけ
「スポーツの日」を知るには「体育の日」も知る必要がある
まず前提として、「スポーツの日」は「体育の日」と切っても切れない密接な関係にあります。
……蜜月の関係ではありませんよ?
「スポーツの日」を知ろうとすれば、「体育の日」についても知る必要が出てきます。
体育の日がつくられた理由
「体育の日」は1964年10月10日に「1964年東京オリンピック」の開会式が行われたことを受けて、1966年に国民の祝日として定められました。
オリンピック開会式の予定日を祝日としたのではなく、1964年東京オリンピックを開催した2年後になってから、開会式の日を祝日にしたんですね。
「体育の日」がつくられた時期関係を知ることで、個人的には、政治的意図よりも記念日的な意図が見えて非常に好感が持てました。
その後、2000年に行われた改正によって、「体育の日」はそれまでの10月10日から、10月の第2月曜日に変更されました。
「体育の日」が「スポーツの日」になった
「体育の日」が「1964年東京オリンピック」きっかけでつくられた祝日という経緯があってか、「2020年東京オリンピック」の開催に合わせて、「体育の日」という名称から「スポーツの日」という名称に変更されました。
つまり、「体育の日」と「スポーツの日」は別の祝日ではなく、同一の祝日なのです。
両親が離婚して苗字だけが変わった子供みたいなものですね!
……え、この例えってどこか変ですか?
2020年と2021年だけはオリンピックの特別措置法が適用されている
「スポーツの日」が「体育の日」と同じ存在であるということを知ったからには、「スポーツの日」は10月にあるべきではないかと考えるのが普通だと思います。
実は、「スポーツの日」が7月に来ているのは特例なんです。
「スポーツの日」はオリンピックの特別措置法により、2020年東京オリンピックが開催されるはずだった「2020年」と、開催される「2021年」だけ、オリンピック開会式の予定日に変更されているのです。
来年(2022年)以降の「スポーツの日」はどうなるのか?
2020年と2021年だけが特別だったわけなので、来年(2022年)以降の「スポーツの日」は、過去の「体育の日」と同じ10月の第2月曜日に戻ります。
基本的には名前が変わっただけ
結果だけ見れば、1964年東京オリンピックをきっかけに生まれた「体育の日」が、2020年(2021年)東京オリンピックをきっかけに「スポーツの日」に名称変更した、というお話しでした。
1964年東京オリンピック | 2020年(2021年)東京オリンピック |
2年後に「体育の日」をつくった。 | 「スポーツの日」に名称変更した。 |
この後に余談として、私が「お・も・て・な・し」や「競技場の白紙撤回」に対して抱いていた意見を書こうかとも思っていたのですが、この記事を読みに来た人が興味を持っているとは限らないのでやめておきます。
今回の記事はちょっと短めでしたが、以上で当記事は終了となります。
お疲れさまでした!
また別の記事でお会いしましょう!