常日頃から「お金が欲しい」と言っている人はいませんか?
私が知っている中には、そのような人がいます。
しかし、その人は今より給料の高い仕事を探すでもなく、副業を始めるでもなく、不満を垂らしながらも今の状況を甘んじて受け入れています。
それなのに口癖は「お金が欲しい」なのですから、きっと、天から札束が降って来ることを夢想しているのでしょう。
そんな非現実的な構図は、マンガやアニメの世界でしか見たことがありません……と言いたいところですが、どこかの祭事ではお金を撒き散らすようなものもあった気がします。国内だったかどうかすら覚えていませんが。
まぁ、それは本筋には関係ないので話を戻しましょう。
お金が欲しいと願うのであれば、ベーシックインカムが導入されない限りは、待つだけではなく、自らで何らかの行動を起こさなくてはいけません。
なぜお金を増やそうとしないのか?
なぜお金が欲しいと言う人に限ってお金を増やそうとしないのか?
これは大きく4つの理由に分かれるのではないかと思います。
働きたくないから
これが最も大きな要因だと思います。
楽してお金を稼ぎたいと言う発想は、人間としてはいたって普通の発想です。
一般的なサラリーマン一家の環境下で育った場合、お金を得るためには働かなければならないといった考え方が頭の中に根付きがちです。
実際、原則的にはそのとおりで、何も間違ってはいませんけれど。
副業が禁止されているから
公務員の方は副業が禁止されているとよく耳にしますね。
公務員以外でも、社会や人々に大きな影響を与える仕事に従事している方なんかも禁止されていると思います。
なお、私が知っている人は副業禁止ではないため、これには当たりません。
働く以外でお金を増やす方法を知らないから
働いてお金を得るというのは、もっとも根源的な生き方です。
ですが、「働きたくない」「副業禁止」といった状況の人たちがお金を欲した場合、あとは働く以外の方法でお金を増やそうとする他ありません。
ギャンブルには手を出したくないから
不労所得を得る方法として、株や不動産の存在を知っていたとしても、それはギャンブルだから手を出したくないと考える人は多いでしょう。
本当のギャンブルは余剰資金で遊ぶことが目的であり、一攫千金を狙って全資金を投資するものではありません。
投資はギャンブルとは別物なのですが、損失が出る可能性があるという点では共通していますね。
働かないとお金は増やせない?
そんなことはありません。
これから過去に旅行する予定の人でもなければ、方法は存在します。
働きたくない人、副業が禁止されている人、そういった人たちは、働かないでもお金を増やせる方法を知るべきです。(増やす方法であり、得る方法ではありません)
また、「働かないでお金を増やせるなんて旨い話はない」とか、「全財産を溶かした顔にはなりたくないからギャンブルはしない」とか、その考えは賢いわけではなく、ただの無知が原因です。
知らずにやらない事と、知っていてやらない事では、意味がまったく異なります。
もちろん、堅実な生き方を好むことや、多くを知らずに生きること、それは各々の自由です。
テレビがある環境に慣れてしまって気が付かない人も多いですが、世の中の情報を知れば知るほど、抱える必要のなかったストレスを引き寄せてしまうこともありますから。
知らないままでも満足に生きられるのであれば、それが一番です。
旨い話は詐欺理論
旨い話を持ち出してむしり取ろうとする輩や、悪質なビジネスを平然と行う輩はたしかに存在します。
私にもその類いのセールスから連絡が来たことがありますし、中身がすかすかの情報商材を高額で買ってしまった人の例も知っています。
そういう輩は、デメリットを意図的に伝えなかったり、時間や人数に制限を設けて判断能力を鈍らせたり(これはアウトラインの判断が困難ですが)、多くの人が知らない事だからと言って中身を秘匿したまま売りつけようとしたり、異様に高額であったり(引っかかった少数からしか収益を得られないので単価が高くなる。ただし専門書なども買い手の母数が少なく単価が高い)します。
旨い話は詐欺という考え方は真っ当な判断です。
意外と身近な不労所得
少し間延びしてしまいました。結局のところ、私が伝えたいことは、「お金が欲しいと言ってるのに、なんで不労所得を得るための努力をしないのか」ということです。
「不労所得ってそんな簡単には得られないのでは?」
もしそう思った場合、冷静に考えてみてください。
銀行に預けているお金には利息が付きます。額面こそ雀の涙ですが、これも一種の不労所得です。不労所得を得るというのは、実は難しい話ではありません。
ただし、自分が生産活動を行わずにお金を得るには、基本的には資産(主に貯金)を使うことになります。
そのため、損失が出る可能性もあるのはたしかな事実です。不労所得を得る方法=ギャンブルの構図が出来上がっている原因でもあります。
ギャンブルと勉強は嫌い
ブログをやっている人は株やFXをしているというイメージが私の中にはあります。(おそらくは単なる偏見ですが)
私はギャンブルが嫌いです。
株をギャンブル化しないようにするのであれば、そのための知識やテクニックを身に付けなければいけません。株の勉強を始めたこともありますが、あまりにも興味が持てなかったためにすぐに止めてしまいました。
そんな私が始めたもの
そんな私が行き着いたのが資産運用です。
(広義的にはデイトレードのような短期売買も含まれると思いますが、)私はできるだけリスクを負いたくないので、長期運用・分散投資・積み立ての3本柱でリスクを大きく減らした資産運用を行っています。
これが非常に良く出来た仕組みで、私はそのロジックが気に入っています。
できれば、何がそんなに良いのかを聞いて行っていただきたいぐらいです。
お金を増やそうとしないからお金が欲しいと言う
話の最初に戻りますが、件のお金が欲しいと言っている人。
私はその人に資産運用のことを教えてあげようとしたのですが、聴く耳を持って貰えませんでした。
もしかすると、その人はお金が欲しいと言いたいだけなのかもしれません……なんと厄介な……
もう、お札が風に吹かれて飛んでこないかと、空でも眺めていて欲しいです。
あるいはもっと働くか、高収入の仕事に転職して欲しいです。
……考えてみれば、お金を得る手段を模索しないからこそ、その人にはお金が入らず、ずっとお金が欲しいと言っているのですね。
なんて嫌なスパイラルなんでしょうか……そうはなりたくないものです。
資産運用について語りたい
もし資産運用について知りたいと思ってくださった方がいれば、別の記事で紹介させてください。
「旨い話は詐欺」理論が適用されないよう正しく理解していただくには、どうしてもある程度の文量が必要になりますから。
この記事はここまでにしたいと思います。
以上、『お金が欲しいと言う人ほどお金を増やそうとしない』でした。
資産運用について語っている記事