2021/03/16にイベント「STAY MOON」で新しいクラスⅣジョブが追加されました。
その名は「レリックバスター」。
得意武器は剣と銃で、どちらをメイン武器にするかによって性能が異なります。
今回はそんな「レリックバスター」について、気になる点を 調べてみました。
レリックバスターのざっくりイメージ
レリックバスターの性能を一言で述べると、
「ロミオとヨダルラーハとメカニックを混ぜ合わせたような性能」
をしています。
例を挙げると、
マシンセルを消費して通常攻撃強化、アビリティ使用
与ダメUPによる高火力通常攻撃
剣メイン装備時に確定TA
自身の防御DOWN+敵対心UP+被ダメ無効
味方全体の奥義ゲージUP+奥義性能UP
…などが特徴的です。
レリックバスターのアビリティ
レリックバスターはクラスⅣのジョブなので、固定アビリティ1つとFreeアビリティ3つで構成します。
固定アビ:オーグメント・マギア
強化アビリティ
・自分にマシンセルを5つ付与
・自分のHPを回復する
・自分のHPが50%以上の時、3ターンの間自分にストレングス効果
使用間隔:5ターン
レリックバスターを運用する際の基本となるアビリティです。
このアビリティがと言うよりは、マシンセルが、ですが。
2021/12/14のアップデートで実装されたマスターレベル(Master Level)がLv.30になると、自分のHPが50%未満の時に3ターンの逆境効果が追加されます。
マシンセルとは?
レリックバスター版の英霊みたいなものです。ヨダルラーハの三幕やメカニックのエネルギーなどと解釈しても良いです。
マシンセルが付与された状態だと、マシンセルを消費して通常攻撃を強化したり、被ダメを無効化したり、アビリティの性能が上がったりします。
マシンセルを消費する場面
通常攻撃 | 1つ消費 |
攻撃を受けた時 |
1つ消費 |
リミットバースト | すべて消費 |
ブリッツレイド | 1つ消費 |
マシンセルは5ターン毎に5つ付与できますが、常時敵対心UPにより攻撃を受けることが多いので、実際の消費速度はかなり早めです。
レリックバスターのサポートアビリティ
サポートアビリティは攻撃性能とマシンセルに関する内容が多いです。
通常攻撃の与ダメUP
通常攻撃でマシンセルを1つ消費
防御力が低い
敵対心UP
攻撃を受けるとマシンセルを1つ消費
マシンセルが2以上の時、自分の被ダメを1回無効にする(※バトル画面での表記は「MISS」になる)
剣メイン装備時…マシンセルがあると、確定TA、攻撃力UP、通常攻撃の与ダメUP
銃メイン装備時…マシンセルがあると、通常攻撃後、敵全体に自属性ダメージ(アビダメ)
剣運用の場合は通常攻撃の火力増強と確定TAで奥義ゲージがたまりやすく、銃運用の場合は通常攻撃+アビダメで与ダメが増えます。剣には追撃効果、銃には連続攻撃確率UPを付けられるとそれぞれの長所を伸ばせますね。
2021/12/14のアップデートで実装されたマスターレベル(Master Level)がLv.20になると、サポアビに「大ダメージを受けた時にオーグメント・マギア(1アビ)が発動」が追加されます。
これにより、マシンセルを切らした後の攻撃性能や防御性能の不足が解消できて、より持続的な戦闘が可能になります。一言で言うなら長期戦やフルオート戦闘の適正が上がります。
次に、Freeアビリティに2つまで組み込めるリミットボーナスアビリティ3つを紹介します。
LBアビ:タクティカル・シールド
強化アビリティ
・味方全体にバリア+弱体効果無効(1回)+ブロック効果を付与
(バリアはマシンセルの数に応じて2000~4500。ブロック効果は3ターン持続です。)
使用間隔:7ターン
主人公が味方全体に弱体効果無効を付与できるアビリティはセージのベールぐらいのものでした(ランバージャックの安らぎの木もれ日は発動3回目から)が、これにより選択肢が増えました。
また、バリア効果は特定のキャラと相性が良いので、編成しているキャラに合わせてレリックバスターを起用するのもアリだと思います。(例えばビカラやシエテ、スカーサハなど)
LBアビ:リミットバースト
強化アビリティ
・マシンセルをすべて消費して、味方全体の奥義ゲージUP、奥義性能UP
(奥義ゲージUPはマシンセルの数に応じて25~100%。)
使用間隔:12ターン
周回プレイに向いているメカニック編成のほぼ上位互換にするためのアビリティです。オーグメント・マギア→リミットバーストの順に使用するだけで、奥義ゲージ100%UP、奥義性能UPを味方全体に付与できます。
レリックバスターを使うにあたって欠かせないアビリティでしょう。
LBアビ:ブリッツレイド
ダメージアビリティ
・マシンセルを1つ消費して、通常攻撃を行う
使用間隔:0ターン(フルオートでは使わない)
アビリティはマシンセルを1つ消費して使用しますが、実際にはアビリティ使用+通常攻撃で計2つのマシンセルを消費します。確定TAになる剣装備と相性が良いアビリティです。
使ってみた印象としては、基本的にはブリッツレイドよりもリミットバーストを使った方が良いと思いました。
ただし、リミットバーストなしで味方全体が奥義を発動できるような状況(アサルトタイムなど)であれば、ブリッツレイドを使用した方が与ダメージが伸ばせます。
レリックバスターの主な運用場面
DPSを意識した短期戦――
つまりはメカニック編成の代わり、奥義周回用編成です。
DPSとは?
秒間ダメージ。時間に対するダメージ量の大きさ。
先にリミットバーストの項目で述べていたとおり、オーグメント・マギア→リミットバーストの順に使用するだけで、奥義ゲージ100%UP、奥義性能UPを味方全体に付与できます。奥義性能UPがある分、メカニックよりも優れています。
また、剣装備時には凄まじい火力×トリプルアタックが出せるため、どのようなクエストで使っても腐りにくいです。
ただし、耐久面には不安があります。
そのため、確実にクリアできるクエストや、自分以外の参加者もいるマルチバトルなど、耐久面に不安があっても問題のないクエストで使うのが良いでしょう。
レリックバスターの英雄武器
イベント「STAY MOON」で入手したナーヴマテリアルで交換できるレリックバスターの英雄武器は、剣と銃の6属性、計12種類から選ぶことができます。しかも、5回上限解放された状態で入手できます。
剣(プロトタイプ・リブート)
・奥義効果はマシンセルを2つ付与。
・スキルはメイン装備時に効果がある。タクティカル・シールドの性能UP(マシンセルの数に関わらず常に最大値)+マシンセルの数に応じて自属性追撃効果を付与。
銃(セレン)
・奥義効果は奥義後に自属性追加ダメージ。マシンセルの数に応じて発動回数が増える。
・スキルはメイン装備時に効果がある。リミットバーストでマシンセルを消費しない+3ターン毎にマシンセルを1つ付与。
どちらの武器も悪くない性能をしていますので、お好みで選べば良いと思います。
それでもアドバイスをするのであれば、1つの基準として古戦場EX+(HP2200万)を1ターンで討伐できる戦力や編成がなければ、その属性の銃(セレン)にするのをおすすめします。
レリックバスターの気になるポイント
レリックバスターの性能・仕様について、個人的に気になったポイントを調査してみました。4つの項目で紹介します。
攻撃を受けた時のマシンセル消費
マシンセル消費の仕様
敵が攻撃を外した時には消費しない
回避した時には消費しない
バリアより被ダメ無効が優先される
自分のサポアビによる被ダメ無効時には消費する
多段攻撃を受けると、被ダメ無効化ごとに消費する
味方から付与された被ダメ無効時には消費しない(光SSRノア2アビで検証)
被ダメ無効より完全回避が優先される
マシンセルが1の状態で攻撃を受けても消費しない
これらの検証結果から、このサポアビの効果は「マシンセルが2以上の時に攻撃を受けると、マシンセルを1消費して被ダメを無効化する」です。少し分かりづらいですが。
理想を言えば、多段攻撃はバリアで、一撃が重い攻撃は被ダメ無効で受けてくれると嬉しかったですね。マシンセルを攻撃性能UPに回したければ、敵にブラインドなどの命中率DOWN系のデバフを付けたり、主人公に幻影や回避率UPなどのバフを付けると良いかもしれません。
リミットバーストの共存関係
LBアビのリミットバーストでは味方全体に奥義性能UPを付与できますが、効果は「奥義性能UP(1回)」であるため、「奥義性能UP(効果時間:○ターン)」とは共存できる。
また、リミットバーストはアビリティ枠なので、それ以外の枠とは共存できる。
バハムート
召喚石なので、4凸以上で追加される奥義ダメージUPや奥義ダメージ上限UPと共存可能。
フレイ
召喚石なので、奥義ダメージUPは共存可能。
光SSR フェリ
2アビ「グラオザーム」の奥義ダメージUPは(効果時間:○ターン)なので共存可能。
→2022/03/10のバランス調整で奥義性能UP(1回)に変更になりました。バトル中のアイコンはリミットバーストと同じ表示なので共存できなくなったのかと思いましたが、実際にダメージを比較してみるとどうやら共存しているようです。加算式なのかもしれません。
火SSR ツバサ
2アビ「"喧嘩"の時間」の奥義性能UPは(○回)なので共存不可。
→バランス調整後のフェリ同様、ツバサの奥義性能も共存するかもしれないと考えて再度ダメージ比較を行ってみましたが、こちらのダメージは乱数の範囲でしか変わりませんでした。表記は同じでも、フェリの場合は内部データが別枠になっているのかもしれません。
ただし味方全体の奥義ゲージ30%UPの効果もあるので、奥義ゲージ200や奥義ゲージ上昇量が低いキャラに対しては無駄ではありません。
メカニックの上位互換?
エナジーマニューバ(エネルギーをすべて消費して味方全体の奥義ゲージUP)を使用する運用であれば、ほぼほぼ上位互換と言えます。
メカニックの方が優れている点は、タンクチップを積んでいる場合に味方全体の奥義ゲージを100%以上UPできるところです。
ただ、100%を超えても基本的に意味はありません。奥義ゲージ上昇量が低いキャラや奥義ゲージ200のキャラには影響します。
奥義ゲージ上昇量が低いキャラ一例
シヴァ、シュラ、コードギアスコラボキャラ
奥義ゲージ200のキャラ一例
コロッサス、ヴァジラ、オクトー
オクトーは奥義ゲージ上昇量2倍のサポアビがあるので、リミットバーストでも奥義ゲージは満タンになります。
VSランバージャック
レリックバスターにもフルオート適正がありますので、とりあえず14ターンほど戦わせてみました。
奥義回転率
落葉焚きで味方全体に高揚効果を与えられるランバージャックの方が少し回転率が高いです。しかし、(剣メイン装備の)レリックバスターは主人公が確定TAを出せる分、そこまで大きな差はありませんでした。
防御面
味方全体にバリア、弱体効果無効、ブロック効果を付与できるレリックバスターの方が少しだけ優位に感じました。レリックバスターには防御力が低いという欠点がありますが、被ダメ無効があるのでそれなりにカバーできます。ただし、多段攻撃をしてくるような相手は厳しいです。一方、ランバージャックは落葉焚きで味方全体に累積防御UPを付与できるため、レリックバスターに大きく劣るわけでもありません。汎用性ではこちらの方が上回りますね。
火力面
主人公単体で見るとレリックバスターが圧倒的に優位ですが、ランバージャックは落葉焚きで味方全体に累積攻撃力UPを付与できる分、総合的な与ダメージはランバージャックの方が上回ります。戦力の数値が示しているとおり、短期戦ならレリックバスターの方が火力が高いです。
回復面
レリックバスターは自己回復しかできません。回復能力を各キャラに任せているような編成でない限りは、ランバージャックの方が優位でしょう。
結論
マウント役が欲しい時のフルオート編成を除けば、ランバージャックの方が優秀だと思いました。
ただ、先述した耐久性を重視しない場合や、落葉焚きによる攻撃UPが不要な編成の場合にはレリックバスターの方が活躍できるでしょう。
つまり、クエストや編成ごとに使い分けるのが上手い采配です。
最後に
レリックバスターの基本的な運用方法は、メカニック編成と同じ奥義周回用編成での起用、または耐久面に不安があっても問題のないクエストになると思います。
とりあえず、メカニックをレリックバスターに置き換えて、Freeアビリティにリミットバーストを組み込んでおきましょう。
以上、『【グラブル】レリックバスターの気になるポイント(運用・仕様・評価)』でした。
他にもフルオート編成の記事なども書いていますので、よろしければ参考にしてみてください。
・火属性フルオート
・水属性フルオート
・土属性フルオート
・風属性フルオート
・光属性フルオート
・闇属性フルオート
画像出典:©Cygames,Inc.