★ インプット(input)
★ アウトプット(output)
★ アイデア(idea)
いずれも、ビジネスや学問に携わっている人は、よく聴く単語だと思います。
「インプット」を日本語に訳すと「入力」です。
パスワードを入力してください。で、お馴染みではないでしょうか?
確たる根拠はありませんが、たぶん電子機器とともに生まれた単語です。
「アウトプット」を日本語に訳すと「出力」です。
「入る」と「出る」の関係性と同じく、入力の対義語です。
インプットもそうですが、人間に対してもこの単語を使うことがあります。
「アイデア」を日本語に訳すと「考え、発想、思いつき」などです。
とても身近な単語ですが、意図的に閃こうとするのは至難の業です。
インプット・アウトプットと同じ棚に陳列するものではありませんが、
間にある相互関係は無視できません。
言葉の意味としてはこれぐらいのものです。
ですが、方法論について考え出すと、途端に面倒になります。
普通はイチイチそんなこと考えないでしょ
…… (´・ω・`)
…この記事では!
整理をするとともに方法論を挙げてみます。
人間におけるインプット
入力(インプット)という言葉は電子機器が生まれるまで存在していなかった。
…というのはあくまで私の持論ですが、あながち間違いでもないだろうと考えています。
その理由としては、電子機器を使うとき以外に、入力という言葉を使用する場面がないからです。
例えば、キーボードやマウスのような入力装置がなかったころであれば、入力に代るツールは音声か筆記しかなかったものと予想できますし、それらは、言う、喋る、話す、奏でる、弾く、立てる、書く、記す、示すなどであり、入れるという言葉は使われてこなかったと思うからです(記入ぐらいでしょうか?)。
だから、インプット方法やらアウトプット方法やら、人間に対してこれらの単語を使うようになったのは、近代になって生まれた文化だと思っています。
もともとは機械に使っていた言葉か〜。
それなら、人間のインプット方法ってどういうこと?
…といった疑問にこれからお答えします。
その前段階として、まずは機械の入力方法をパパッと言いますね。
身の回りにある電子機器を思い浮かべてみてください。
パソコン、スマホ、タブレット…
パソコン → キーボード入力とマウス操作
スマホとタブレット → タップ操作
最近なら音声入力もあります。
あと、ご家庭のエアコンやお風呂の給湯器だって、
ボタンを押すことで操作しますよね。
本来のインプットとは、このような操作を行うことを言います。
それでは、これを人間に置き換えるとどうなるでしょうか。
- パスワード入力 → メモ帳を読む。
- タップする → 手で頰に触れる。
- 音声入力 → 人の声や周辺の音を聴く。
- 火災感知器 → 焦げ臭さを嗅ぎ取る。
- 辛味の計測器 → カレーを食べ比べる。
(若干無理やりな気もしますが…)
読む、触れる、聴く、嗅ぐ、味わう…
このように、人間にとっての
要は 刺激を受けること というわけですね。
インプット方法の具体例
例えば、あなたが誰かとこんな話をしたとしましょう。
「今日は雨の予報が出てるから、傘を忘れないでね」
「危ない危ない、忘れるところだった。ありがとう!」
…さて、あなたは天気の情報を受け取っていますよね?
はい。
これがインプットの方法です。
(*‘∀‘((゜-゜) …
しかし、方法論を知りたい人は
そんなことを聴きたかったわけじゃない!
と憤ってしまうと思います。
なぜなら、「インプット方法を知りたい」人の心情は、
価値が高く、効率的なインプット方法を知りたい!
…と、表した方が正確ですので。
でも、価値のあるものってなんでしょうか?
子どもがオモチャや石ころを大切に思っても、大人はそうは思えません。
オススメの小説を貸してみても、難しくて分からなかったと言われます。
古い陶芸品を骨董品と見るかゴミと見るかは、物ではなく人が決めます。
人生経験が少ないほど、学びはあちこちに転がっています。
反対に、経験が多い人ほど、学びを得られる機会は減ってしまいます。
結局、万人に共通する価値なんてものは存在しません。
だから、インプットの方法として私に列挙できるのはこの程度のものです。
勉強
- ビジネス書、哲学書、文学小説、専門書を読む
- 専門学校に通う
- 歴史から学ぶ
検索
- 人が気にしている情報を仕入れる(トレンド)
- 新商品を見る
- 自分の趣味の情報を探す
観察
- 憧れてる人や尊敬できる人を真似る
- 価値観が異なる人の話を聴く
- 何らかの変化を観察する(例えば街並みや組織)
まずは、
「何をインプットしたいのか」を書き出してみましょう。
抽象的なのであれば、まずは要素を細かく分解してみましょう!
その次に、
「どうしたら得られるのか」を考えてみましょう。
例えば、上記の勉強・検索・観察で何ならできそうかを検討してみては?
極端な話、散歩からインプットを得ることもあれば、
専門書を読んだところで何も得られない場合もあります。
重要なことは、感受性と学習意欲と運です。貪欲になりましょう!
人間におけるアウトプット
では、もう一方の出力(アウトプット)はどうでしょうか?
まずは機械の出力方法から羅列してみましょう。
モニターに文字、画像、映像などを表示する。
動画や音楽を流すと音が鳴る。
着信時に振動する。
メールやメッセージを送信する。
本来のアウトプットはこのようなことを言います。
機械の場合はインプット→アウトプットとなるため、自発的な出力はできません。
では、これを人間に置き換えるとどうなるでしょうか。
- 表示する → 表情を変える。ジェスチャーをする。文章や絵にかく。
- 音が鳴る → 話しかける。歌う。手を叩く。
- 振動する → ボディータッチをする。うちわで扇ぐ。
ここに上げたのは極一部の例であり、
実際には数えきれないほどのアウトプット方法があると思います。
いろいろと考えてみた結果、一言でまとめるなら…
体を動かしたり、反応したりすること
でしょうか?
二時間考えてもスッキリする結論には至りませんでした…
アウトプット方法の具体例
インプット方法と同じで、万人に共通するアウトプット方法は存在しません。
ただし、インプットのときは真面目に考え抜いた結果、ふわっとした結論に至ってしまったという反省があります。
そこで、こちらでは具体的な内容として、私のアウトプット方法を例として挙げることにしました。
とは言っても、私のアウトプット方法は小説とブログ記事です!
で終わってしまいますので…
- アウトプットするきっかけは何か
- アウトプットするときに使うツール
この2点について紹介することにします。
小説の事例
こちらの事例は別途記事をつくりました。
ブログの事例
アウトプットには沢山の方法があります。
- 学習内容をノートに書き出す
- その日にあった出来事を家族に話す
- 資料をつくってプレゼンする
そんな無数の方法がある中で、ブログとはどのような方法なのか?
それは、不特定多数を対象とした文章主体の情報発信媒体、です。
映像と音声主体なのが動画ですね。
つまるところ、
不特定多数の人に伝えたいことや見せたいものがある
これがブログを始める目的ということです。
実際、どのような
- 突発的な思いつき
- 気になる事があった
- 自分が新たに知った事があった
- 自分が新たに体験した事があった
- 自分の意見があった
- 自分の考えを整理したかった
- 他人に知らせたい事があった
- 他人に教えたい事があった
- 他人に勧めたい事があった
- 検索したところ、求める記事がなかった
- 検索で出た記事に、欲しい情報がなかった
いずれも自発的な
また、きっかけのハードルは書き手次第でいかようにもなります。
TV番組の話でも、ランチを食べに行った話でも、きっかけにしようと思えばなるでしょうから。
ツール
私がネタを思いつくタイミングは、得てしてお風呂に入っている時や、車を運転したり、電車に乗っている時ですね。放っておくと忘れてしまいますので、なるべくすぐにメモを取ります。
メモははてなブログの下書きに保存しています。
一応補足しますと、はてなブログがメモとして優れていると言うわけではありません。
※そもそも、そういうツールではないですから。
ただ、スマホとパソコンのどちらからでも書き込めるため、端末間でメモを共有できることが理由です。
MacとiPhoneを使っている人であればiCloudを使えばいいと思います。
正直、データ共有さえできれば何でも良いでしょう。
記事ネタだった場合は、そのまま書き上げて公開することもできます。
あと、
すぐに対応できない場合もあるよね?
という意見もあると思いますので、次のケースについて紹介します。
ケース1:入浴中
お風呂に入っているときに閃いた場合、
スマホをジップロックなどの密閉袋に入れて持ち込んだり、
↓こういうやつ
防水仕様のボールペンとメモ帳を持ち込んだりします。
あとの手間を考えると、できるだけスマホを使いたいところですが、必ずしも近くにあるわけでもありません。そのため、脱衣所にはメモ帳を常備しています。
ケース2:運転中
車の運転中に閃いた場合…さすがに走りながら何とかすることはできません。
どこかの駐車場に停めましょう。短い内容であれば信号待ちの間に書くこともできるかもしれませんが、まあ難しいでしょうね。
音声入力も一つの手かもしれませんが、精度や長文をはじめとしたさまざまな問題があるため、実用的ではないように思います。ハリー・ポッターで記者が使っていた自動で執筆するペンが実現しないものかと何度想像したことか…
また、言葉では表せない事柄や、図表であることに意味があるような場合には、絵や図として書き残すこともあります。
この場合は紙に殴り書きします。
ペイント系のアプリを使わないのか? と思われるかもしれませんが、公に向けて発信する場合は基本的に清書することになりますからね。
後々にアプリを使うとしても、とりあえずは自分が見返して分かる程度のものが残せていればOKです。
ちなみに、スマホのアプリを使ってみたこともありますが、あまりにも描きづらかったため、結局はアナログな手法に落ち着きました。
Excel に保存するのもアリです。
Excel は表計算ソフトという名の万能ツールですよ。
私は文章主体の作業が多いために使用頻度は少ないですが、旅行の計画を立てるときやデザインについて考えるときはExcelのお世話になっています。
CADやSketchUpで3Dデータを立ち上げるのはどうでしょうか?
スキルとツールを持っていればの話になってしまいますので、これについて関心のある人は少ないでしょうね。(SketchUpはFree版もあります)
アウトプットに関して私から言えることはこれぐらいです。
それでは次が最後の項目になります。
アイデアを出す 方法 ( コツ )
アイデアを意図的に閃くのは至難の業です。
…が、閃きやすい環境や状況というものは存在します。
1つ目
アウトプットの項目で既に言っていました。
- お風呂に入っている時間
- トイレで用を足している時間
- 車や電車で通勤をしている時間
などです。
まとめるなら、精神的に一人きりになっている時間でしょうか。
でも、トイレで動画を見てても何も閃かないんだけど?
アイデアを閃きたいときは、何もしてはいけません。
特に、テレビや動画を視聴するのは
あれは受動的な娯楽物なので、自分の中からは何も出てきやしません。
インプットのための視聴であれば、それはそれで良いですが。
毎日満員電車に乗ってるのに全然閃きませんが?
何もしないとはいいましたが、すし詰めの満員電車では無理があります。
どうしても周囲に意識が向いてしまうでしょうから。
リラックス状態になることが理想です。
イメージ的には、眠たいけれど眠れない感覚に近いかもしれません。
目を瞑り、何にも意識を向けず、ただただ意識が落ちるのを待っている……
そうしていると自分の意識だけが大きく膨れ上がり……
自分のことなんて置き去りにして、さまざまなことを勝手に考え出してしまう……
そうして脳みそに思考を委ねていると、運が良ければアイデアが閃く…
そんな感じです。
私的にはお風呂がオススメですね!
風邪に気をつけないといけない点だけがネックですが(笑)
2つ目
1つ目とは対称的に、こちらは人と会話をすることです。
…とは言っても、どんな会話でもいいわけではありません。
お互いの考えや意見を引き出すような会話が最も理想的ですね。
そういう意味では、日本の教育はもっとディスカッションを取り入れるべきなのですが……改善されているといいなぁ。
真っ当に行われる議論はインプットとアウトプットの大乱闘なので、このときに脳が受ける刺激はかなり大きなものとなるでしょう。
それと言うのも、自分ひとりで何十時間と考え込んだところで、ひねり出される答えは、自分が持っている知識や価値観からしか生み落とせないからです。
例えば、自分には当たり前のことでも、相手の目には奇天烈に映ったり……
相手の発言によって、自分の考えの抜けていた部分に気付くことができたり……
前述のとおり、一人の時間は決して無駄ではありません。
むしろ重要なくらいです。
しかし、時には他人からのインプットを受ける必要もあるはずです。
さらに付け加えて言うなら、自分が出した意見を、相手が加工して再出力してくれるようなケースもあります。
ベースは自分の意見なので、非常に呑み込みやすく、価値が高いインプットです。
以前、【徒然なるままに……1ページ目】という記事(エッセイ?)でも書きましたが、自己分析を行う場合、人との対話はとても有効な手段です。
相手を介して自分を見つめる。
相手は己を写し出す鏡面としての働きをもちます。
それまで観測できなかった自分の姿を、新たに発見できるかもしれません。
対話以外に読書という手段もあります。
この場合は、本の世界を介して自分を見つめる、ということになります。
本を読んだときに、大きな衝撃を受けたことはありませんか?
もし経験したことがあるのなら、つまりはそういうことです。
アイデアを出す
まとめますと…
アイデアが閃きやすい状況は、
① 何も意識しない、一人の時間を過ごすこと。
② 他人と意見を交わすような対話をすること。
と言ったところでしょう。
この方法は、どちらか片方だけでは不十分です。
白と黒が表裏一体と認識されるように、
対となる両者の時間が存在することが肝要です。
まとめ
お疲れさまでした。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に、本記事の内容を振り返ってみましょう。
人間におけるインプットとは、すなわち刺激を受けること。
具体的なインプット方法は人によって異なる。
何をインプットしたいのか?
どうしたら得られるのか?
まずは書き出してみましょう!
人間におけるアウトプットとは、体を動かしたり、反応したりすること。
具体的なアウトプット方法は、本文を読んでください。
……まとめられないですよ(-_-;)
アイデアを出すコツは、
何も意識しない一人の時間を過ごすこと。
また、他人と意見を交わす対話をすること。
私はこの記事を一直線に書き切ったわけではなく、ものすごく悩みながら執筆しました。
アウトプットはただすれば良いというわけではなく、質の良さを求めることになるでしょう。
そういった観点から捉えれば、方法論を学んだ後は、アウトプットを繰り返すことが何よりも重要なのだと思います。
また、私はこの内容を当たり前のことだと思って書きました。
マウントを取りたいわけではありませんよ!
アイデアの項目でお話ししたとおり、私の当たり前は人類共通の当たり前ではありませんので、為になると思ってくださる方もいるはずです。
自分視点での価値の大小とは関係なしに
それがブログなのだと思います。
そう考えると、ブログってとても面白い存在に思えて来ませんか?
…と、今回の記事ははてなブログのタグリリースキャンペーンをきっかけに生まれましたので、ブログのすゝめで締めたいと思います。
以上、『インプット・アウトプット・アイデアについてのおはなし。それと方法論。』でした。